■白岩 貢 <バリトン> Mitsugu Shiraiwa、Bariton
中泊町(旧小泊村)出身。青森県立木造高等学校を経て玉川大学芸術学科音楽専攻声楽課程卒業。大東音楽アカデミーディプロマコース修了。7年間東京の高校にて教鞭を執った後ドイツに留学、カールスルーエ国立音楽大学大学院芸術家養成(修士)課程歌曲解釈科修了。
第5回国際芸術連盟新人オーディション奨励賞受賞。第3回JIRA音楽コンクール第三位、平成13年度友愛ドイツ歌曲コンクール入選。1999年度国際芸術連盟音楽賞受賞。
大学在学中より演奏活動を開始し、滞独中はヨーロッパ各地でのコンサートに出演。オペラでは「魔笛」パパゲーノ役でデビュー後、「ラ・ジョコンダ」(ズアーネ)、「魔弾の射手」(キリアン)、「コシ・ファン・トゥッテ」(グリエルモ)、「ファウスト」(ヴァーグナー)、「ジャンニ・スキッキ」(アマンティオ・ディ・ニコラーオ)、「マルタ」(リッチモンドの判事)、「ハムレット」(墓堀人J)、「夕鶴」(運ず)、「メリー・ウィドウ」(サン・ブリオッシュ)、「ラ・ボエーム」(ショナール)等に出演。2018年にはヨハネ受難曲(ピラト)、青森市民交響楽団定期演奏会にソリストとして招かれ、マーラー「さすらう若人の歌」を独唱。信長貴富作曲の委嘱作品「寺山修司の短歌による6つの歌曲 "チエホフ祭”」を2017年12月青森、2018年7月東京にて初演、好評を博した。2019年7月22日は東京文化会館にて「チエホフ祭」を再演。2021年4月、青森ベートーヴェンスコラーズ演奏会にてブラームス作曲「ドイツ・レクイエム」バリトンソロを歌い、青森ケーブルテレビでライブ放映された。
歌曲リサイタル、トークコンサート、講演、指導等で全国的に活動中。
「シューベルト三大歌曲集全曲演奏会」を2003-2005年、2015-2018年にかけて東京・青森で開催。2006年からはシューマン、R.シュトラウスの歌曲で自主公演を続け、2009年のR.シュトラウス公演では「音楽の友」誌で高い評価を受けた。
2008年からはピアニスト・小木曽美津子氏と青森、横浜でリートリサイタルシリーズを開催。
2003年にはソロCD「美しき水車小屋の娘」をリリース。また、ギタリスト・尾尻雅弘のCD「クラシカル・オマージュ」ではモーツァルト歌曲のソリストとして参加。
青森大学オープンカレッジ等では数多くの講座で指導にあたり、青森県内各地の小中学校では多数の音楽鑑賞教室、歌唱指導に招かれている。
これまでに熊木晟二、(故)岡村喬生、近藤伸政、白井光子、ハルトムート・ヘルの各氏に師事。
現在、青森大学ソフトウェア情報学部教授。青森大学オープンカレッジ所長。公益社団法人日本演奏連盟会員。青森第九の会合唱指導局長。